梅干

黒い全身タイツの男性が独り言を言いながら店に入ってきた。不気味だと思っていたが逃げられない状況。やがて男は問いかける。「八甲田の雪中行軍の像の前に行くにはどうしたらいいかわかるか?」そんなの知るか!

これは本当にあった話ですが、体験したのは私ではなく友人チェルカ・トローバです。
彼女は食品小売業勤務なので、ジジババと接する機会も多く、衣料品店勤務の私よりはるかにおかしなネタを持っています。
「ねーネタやるから書いてよ。私じゃ文章力ないから読まれるの無理だもん」
とか、
「橋本さん大好きなんだけど、ラジオから自分のPNが聞こえてくると恥ずかしくなってスイッチ切っちゃう」
というシャイな人で、いけると思うネタでも私に丸投げするのが常でしたが、これが読まれた週に意を決して投稿した作品が優秀賞に選ばれていたので、彼女も自信がついたのではないかと思います。
ん?
もしかして私は、強力なライバルを世に送り出してしまったのでは…


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